結婚式をするための大きな「収入」として、ご祝儀が頭に浮かぶことと思います。
見積りとご祝儀との差額がふたりの負担額となります。
いただけるご祝儀で支払う分をまかなえれば、これ以外の予算は必要ないということになりますし、支払う金額がご祝儀の金額を上回れば、自己負担額が発生するということ、つまりこの差額分が自己負担の予算、実質予算となるのです。
リクルートの「ゼクシィ結婚トレンド調査2006」によると、挙式・披露宴平均総額は総額301.6万円です。また、ご祝儀の平均金額は、217.2万円(招待者の平均人数 75人の場合)ですので、差額は84.4万円となります。
あらかじめ、招待予定のゲスト人数とおおまかなご祝儀金額を割り出しておきましょう。それによって自己負担金額が簡単にわかり、自分達の予算と見合っているかどうかを検討しやすくなります。
料理や飲物、装花などは、ゲストのおもてなしのためのもの。衣裳や写真などは、自分たちの思い出のためのもの。このどちらに力を入れるかに分けられると言ってもいいでしょう。
結婚式は普通初めてやるわけですから、予算なんてよく分かりませんよね。
まず1件見学をしてみて、そこの予算がふたりにとって高いか安いかをひとつの目安にするといいでしょう。その際に、見積りに必要なものを全て入れ込んで、それ以降見学する会場でも、同じ内容で見積りを作ってもらいます。
特に、お色直しや写真、ビデオなどの高額商品を入れることを忘れずに。予算が一気に膨らむ原因となるアイテムです。雑誌に載っている見積りは、最低限のものであることが多いので、詳しい見積りを取ったときにビックリすることもあるはず。現実的な内容の見積りを取り、それを元に検討することで、あとあと予算で悩まずに済みますよ。
さまざまなアイテム全てに力を入れると、逆に全てがぼやけて、インパクトに欠けてしまうもの。お金をたくさん使えばいいウェディングができるかといえば、そうとは限りません。まずは、どこに予算をかけるか、つまり、どこに力を入れるかの優先順位を決めましょう。
平均的な披露宴会場で、料理の価格は最低1万円前後、飲物はフリードリンクで4,000円前後です。他に後で召し上がっていただける生ケーキを用意するならば、1,000円前後が多いようです。合計すると、料理・飲物で1人につき最低1万5,000円前後の予算がかかることになります。
グレードアップを図ったときに、1番予算が膨らむのは料理・飲物です。人数分必要ですから、人数が多いほど予算がかさみます。メニューそのものを変えるだけでなく、皿数を増やしたり、お料理の一部分をグレードアップするなどの方法がとれる場合もあるので、相談してみましょう。
引出物は、料理・飲物の3割程度と言われますが、現在では1セットあたり3,000〜5,000円程度が平均的です。
料理と異なるのは、1家族につき1セットを用意するということです。料理や飲物ではゲストによって費用の差はつけられませんが、引出物では相手によって内容を変えてつけていくことができます。家族で招待する親族に対しては、家族分として引出物の予算を上げることが多いのです。
やはりいただいたものに相当するお返しを考えるのがベスト。過去には全員に同じ内容の引出物をつけることが多かったのですが、ご祝儀は立場によって包む金額の相場が違いますので、特に上司や恩師などに対して引出物の金額を上げることが増えています。
引出物は、上手に探せば、持ち込み料を出してもリーズナブルになる買い方もあります。ネットやデパートの会員サービスでは、割引でギフト商品を購入できる場合もあるので、いろいろ比較してみるのがおすすめです。
ただし、会場でオーダーすれば、数を伝えるだけで全てやってくれますが、自分で探す場合は、数量や配送などの手配も自分ですることになりますから、そういった手間があることも忘れずに。
ドレスを美しく着こなすためにはドレス用の下着が必要です。ブラジャーとガードル、ガーターがひとつになったスリーインワンや、ガーター用ストッキングなどが一般的で、料金は2〜3万円くらい。和装の場合は、肌襦袢や足袋などを用意します。一式で約1万円。
披露宴終了後に、パーティメイクから通常メイクにもどしてもらう料金で、美容着付け代の中に含まれていない場合があるので、事前に確認を。料金の相場は1万円前後。
ヘアメイクのリハーサルはやってもやらなくてもいいのですが、当日に気に入らないメイクにされたと後悔するよりは、事前にしっかりリハーサルをして、当日を迎えたほうがいいでしょう。料金は2万円前後。
衣裳を外部から持ち込む場合、持ち込み料が必要になる場合があります。会場によって料金は異なりますが、1着につきドレス約3〜4万円、和服約4〜5万円、タキシード約2万円程度。 なお、この持ち込み料は引き出物やカメラマンなどにも発生する場合があります。
列席者が会場でのヘア・メイクや着付けを希望しているのなら、手配をしましょう。着付け料はどちらが持つのか微妙なところですが、もしその列席者が遠方から来るのであれば、着付け代は新郎新婦側で持つこともあります。着付け代は留め袖7,500円、振り袖1万円、へアセット5,000円程度。
遠方からの出席者の交通費と宿泊費は新郎新婦側で持つのがマナー。
交通費の場合は事前にチケットを用意して手渡します。宿泊の場合は、新郎新婦側でホテルや旅館を予約します。もし全額が無理であれば、半額程度の金額を包み、「交通費の足しにしてください」と渡すのでもいいと思います。
心付けとは当日お世話になる方々へ渡すお礼のこと。美容師さんや会場担当者、ハイヤー運転手さんなどに渡します。金額は2,000円〜1万円が一般的ですが、最近はさほど気にしなくてもいい場合が多いです。
お車代は仲人さんや主賓、乾杯の音頭を取ってくれた人に。金額は5,000円〜1万円。表書きは「お車代」とします。二人から直接渡せない場合は受付に用意しておき、受付係からさりげなく渡してもらえばいいでしょう。
招待状や席札の宛名を会場側に書いてもらうと料金が発生します。招待状と席札で1部150〜200円くらい。 招待状の送信封筒に80円切手、これにプラスして返信ハガキに50円切手が必要になりますので、1部につき130円かかります。ちょっと凝った招待状を作った場合、サイズが定形外となるとさらに金額がアップしますのでご注意を。
初期見積もり表には招待状と席札はだいたい含まれていますが、席次表、メニュー表は含まれていない場合があるので、注意しましょう。これらを会場にお願いするとなると、1部300円〜700円くらいかかります。
プロフィール紹介も業者に頼んで作ってもらうとやはり1部500円くらい。費用削減のためには、席次表・メニュー表・プロフィール紹介をひとつにまとめてしまう方法もあります。
装花は、かければかけるほど華やかになりますが、いろいろ細かく飾ることで、予算の幅も大きく変わり、かつケチると分かりやすいものでもあります。必ず必要なのはメインテーブルとゲストテーブルで、こちらはしっかりと予算を取りたいもの。
BGMは、音響照明料や音響操作料などの名目で費用が計上されています。自分でBGMを用意する場合でも、披露宴の流れに沿って音楽をかけ替えてもらう音響操作料は発生します。
プロにお願いする場合、相場は5〜7万円。
友人にお願いする場合でも、お礼はきちんとしたいものです。2万円ぐらいは包むほか、新居に招待して手料理をご馳走するなどしましょう
初期見積もり表に「写真」とあるのは、写真室で撮影する記念撮影のことです。このほか、プロにスナップ写真をお願いするとなると、別途料金が必要になってきます。枚数やアルバムの仕上げによって料金は変わってきますが、300カットで7〜10万円くらいです。
ビデオ撮影は初期見積もりには含まれていないことが多いようです。プロに頼むとだいたい15〜20万円位です。内容はまちまちなので、よく吟味して選びましょう。
会場のことをよく知っていて、他のスタッフとの意思疎通も図れている、会場の専属のカメラマンに依頼するのが一番確実です。
持ち込みをする時には、担当のカメラマンとの密な打ち合わせが大切です。当日の進行やタイムスケジュールを必ず渡し、可能であれば会場を事前に見てもらっておきましょう。どんなプロでも、進行の内容や会場の様子が全く分からなければ、撮影は不可能です。
披露宴に招待せずにお祝いをいただいた方には、結婚式後1ヶ月以内にお返しをします。
金額の目安はいただいた額(品物の金額)の半額程度。披露宴の引き出物が残っているなら、それを贈ってもよいでしょう。品物は送りっぱなしではなく、別便でお礼状を添えたいものです。
記念撮影やスナップ写真は焼き増しをして、招待客にプレゼントしましょう。
写真室で撮影する記念撮影の場合、ネガはもらえないことが多いので、写真室に焼き増しを頼むことになります。料金は四つ切りが1枚8、000円〜1万円、六つ切りが1枚7,000〜9,000円くらい。